利用規約
1. はじめに
この利用規約(以下「本規約」といいます)は、株式会社ケイアートファクトリー(以下「当社」といいます)が提供するAIチャットボットサービス「Kaica AI」(以下「本サービス」といいます)の利用条件を定めるものです。ユーザーの皆様は、本規約に同意の上、本サービスをご利用ください。
本規約に同意されない場合は、本サービスをご利用いただくことはできません。本サービスを利用することにより、ユーザーは本規約に同意したものとみなされます。
2. 定義
本規約において、以下の用語は以下の意味を有するものとします。
- 「本サービス」とは、当社が提供するAIチャットボットサービス「Kaica AI」を指します。
- 「ユーザー」とは、本サービスを利用する個人を指します。ユーザーは組織に所属し、組織の管理者によって管理されます。
- 「組織」とは、本サービスを契約し、固有のサブドメイン(https://組織名.kaica-ai.jp など)を通じてサービスを利用する法人または団体を指します。各組織は独立した環境で本サービスを利用します。
- 「組織管理者」とは、組織内でユーザーの追加・削除・権限設定などの管理権限を持つユーザーを指します。
- 「サブドメイン」とは、組織ごとに割り当てられる固有のURLドメイン(https://組織名.kaica-ai.jp の形式)を指します。
- 「コンテンツ」とは、テキスト、画像、音声、動画、ソフトウェア、プログラム、コード等の情報を指します。
- 「ユーザーコンテンツ」とは、ユーザーが本サービスに入力、送信、アップロードするコンテンツを指します。
- 「生成コンテンツ」とは、本サービスのAIによって生成されるコンテンツを指します。
3. サービス内容
本サービスは、Microsoft社のAzure OpenAI API、Google Vertex AIなどの企業向けAIサービスを利用したAIチャットボットサービスであり、ユーザーとAIアシスタントの対話を可能にします。本サービスは、以下の機能を提供します:
- AIチャットボットとの対話
- チャット履歴の保存と管理
- ナレッジベースを活用した情報検索
- 複数ボットの管理と設定
- 組織単位でのユーザー管理
- マルチモーダル対応(画像添付機能)※利用モデルによる
3-1 提供形態:本サービスは、組織ごとに独立したサブドメイン環境(https://組織名.kaica-ai.jp)を提供するマルチテナント方式で提供されます。各組織は自組織専用の環境で本サービスを利用できます。
3-2 当社は、本サービスの機能について、事前の予告なく変更、追加、削除等を行うことがあります。
3-3 本サービスで利用できるAIモデルは、利用するAIサービスプロバイダーで提供されるモデルに依存し、予告なく変更されることがあります。
3-4 本サービスの利用には、インターネット接続環境が必要です。接続環境の準備および通信にかかる費用はユーザーの負担となります。
4. 組織とサブドメイン
4-1 本サービスの契約は組織単位で行われます。契約後、当社は組織専用のサブドメイン環境を提供します。
4-2 サブドメイン名は、原則として組織名またはその略称を使用します。ただし、以下の場合はサブドメイン名の使用が認められないことがあります:
- 他の組織と同一または類似のサブドメイン名
- 公序良俗に反する名称
- 第三者の権利を侵害する恐れのある名称
- 当社のブランドイメージを損なう恐れのある名称
4-3 サブドメイン名は、原則として契約期間中は変更できません。ただし、組織名の変更等やむを得ない事情がある場合は、当社に申請の上、当社の判断により変更が認められることがあります。
4-4 組織は、自組織のサブドメイン環境への不正アクセスを防止する責任を負います。サブドメインのURLを公開する場合は、適切なアクセス制限を設けることを推奨します。
5. 組織管理者の権限と責任
5-1 組織は、1名以上の組織管理者を設定する必要があります。組織管理者は以下の権限を持ちます。
- 組織内ユーザーの追加・削除・編集
- ユーザーの権限設定
- 組織全体の設定管理
- AIボットの設定
- ナレッジベースの管理
- 利用状況の確認
5-2 組織管理者は、組織内ユーザーによる本サービスの利用が本規約に従って行われるよう、適切に管理・監督する責任を負います。
5-3 組織管理者による不適切な管理に起因して生じた損害について、当社は一切の責任を負いません。
5-4 組織管理者のアカウント情報が漏洩した場合、または不正使用された場合は、速やかに組織管理者および当社に通知してください。
6. アカウント
6-1 本サービスの利用にはアカウント登録が必要です。アカウント登録の際には、正確かつ最新の情報を提供していただく必要があります。
6-2 ユーザーは、自己のアカウント情報、ログイン情報の管理について責任を負うものとします。パスワードは定期的に変更し、第三者に推測されにくいものを設定することを推奨します。
6-3 パスワードの漏洩やアカウントの不正利用が発生した場合、または不正利用の疑いがある場合、ユーザーはすみやかに組織管理者および当社に通知する必要があります。
6-4 当社は、ユーザーのアカウント情報の漏洩や不正利用によって生じた損害について、一切の責任を負いません。
6-5 ユーザーが以下のいずれかに該当する場合、組織管理者または当社は事前の通知なくアカウントを停止または削除することがあります。
- 登録情報に虚偽の内容が含まれる場合
- 本規約に違反した場合
- 一定期間以上のアカウント不使用があった場合
- 組織との雇用関係または契約関係が終了した場合
- その他、不適切と判断した場合
7. 利用料金および支払い
7-1 本サービスの利用料金は、別途当社が定める料金表に従うものとします。料金プランには、基本料金と従量課金が含まれる場合があります。
7-2 本サービスの契約日が月の途中の場合でも、月額の料金がかかるものとします。
7-3 利用料金は組織単位で請求され、契約時に指定された支払責任者が当社の指定する方法で支払うものとします。支払いに関連して発生する手数料は組織の負担とします。
7-4 当社は、経済情勢の変動、サービス内容の変更等の理由により、利用料金を変更することがあります。料金変更の場合、当社は30日前までに組織管理者に通知するものとします。
7-5 料金の支払いが期日までに行われない場合、当社はサービスの提供を一時停止することがあります。滞納が継続する場合、当社は契約を解除し、未払い料金を請求する権利を有します。
7-6 本サービスの料金は、実際の利用の有無にかかわらず、契約期間中は発生します。中途解約の場合でも、返金は行いません。
8. APIの利用制限
8-1 本サービスでは、契約プランに応じて1ヶ月あたりのAPI使用量に上限が設定されています。この上限を超えた場合、追加料金が発生するか、サービスの利用が制限される場合があります。
8-2 API使用量の計測は、トークン数または実行回数に基づいて行われます。計測方法の詳細は、各料金プランの説明に記載されています。
8-3 当社は、サービスの安定運用のため、ユーザーのAPI使用パターンに異常が認められる場合、一時的に利用を制限することがあります。
8-4 ユーザーは、APIの過剰利用、自動化されたバルク処理、サービス妨害につながる使用方法を行わないものとします。
9. ユーザーの義務と禁止事項
9-1 ユーザーは、本サービスの利用にあたり、以下の行為を行わないことに同意するものとします。
- 法令に違反する行為、または違反を助長する行為
- 当社または第三者の知的財産権、名誉、プライバシー等の権利を侵害する行為
- 本サービスの運営を妨害する行為
- 不正アクセス、ハッキング等のセキュリティを脅かす行為
- 本サービスを利用した営業活動や営利目的の活動(当社が許可したものを除く)
- 本サービスを通じて取得した情報を、当社の許可なく複製、販売、出版等する行為
- AIを利用した違法コンテンツの生成や有害活動を促進する行為
- 本サービスのリバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルを行う行為
- 本サービスのセキュリティ機能を回避または無効化する行為
- 同一アカウントの複数人での共有
- 本サービスの過度な自動アクセスやクローリング
- 他のユーザーのアカウント情報を不正に取得・利用する行為
- 虚偽の情報を提供する行為
- その他、当社が不適切と判断する行為
9-2 ユーザーが上記禁止事項に違反した場合、組織管理者または当社は何らの通知なく当該ユーザーのアカウントを停止または削除する権利を有します。また、当該違反により当社に損害が生じた場合、ユーザーはその損害を賠償する責任を負います。
10. 知的財産権
10-1 本サービスに関する著作権、商標権等の知的財産権は、当社または当社にライセンスを許諾している第三者に帰属します。本規約のいかなる条項も、当社または第三者の知的財産権の譲渡または使用許諾を意味するものではありません。
10-2 ユーザーが本サービスを通じて提供するユーザーコンテンツの知的財産権は、ユーザーまたはそのライセンサーに帰属します。ユーザーは、ユーザーコンテンツについて、当社に対し、世界的、非独占的、無償、サブライセンス可能かつ譲渡可能な使用、複製、配布、派生著作物の作成、表示および実行に関するライセンスを付与するものとします。
10-3 本サービスを通じて生成されたコンテンツ(AIが生成した回答、画像等)の知的財産権の帰属については、以下の通りとします:
- ユーザーのプロンプト(入力)自体の権利はユーザーに帰属します
- AIが生成した出力結果については、法域や状況により権利の帰属が異なる可能性がありますが、基本的にユーザーが利用目的の範囲内で使用する権利を有します
- 当社は、サービス品質向上のために、匿名化された生成結果を利用する権利を保持します
10-4 ユーザーは、本サービスを通じて生成されたコンテンツを利用する際に、第三者の権利を侵害しないようにする責任を負います。
11. データの取り扱いとプライバシー
11-1 当社は、ユーザーが本サービスで入力したデータ、生成されたコンテンツ、およびチャット履歴を保存します。これらのデータは、サービスの提供、改善、およびトラブル対応のために使用されます。
11-2 組織のデータは、原則として他の組織からアクセスできないよう分離して管理されます。ただし、当社の従業員またはシステム管理者が、サービス提供またはトラブル対応の目的で組織のデータにアクセスする場合があります。
11-3 ユーザーが本サービスを通じて提供する情報には、個人情報や機密情報が含まれる可能性があります。当社は、これらの情報を適切に保護するための措置を講じますが、情報の完全な安全性を保証するものではありません。
11-4 当社は、法令で定められた場合や裁判所、行政機関等の公的機関から適法な要請があった場合、ユーザーのデータを開示することがあります。
11-5 ユーザーは、本サービスに極度に機密性の高い情報や、特定の個人を識別できる機微な個人情報(医療情報、生体情報、マイナンバー等)を入力しないよう注意する必要があります。
11-6 個人情報の取扱いについては、当社のプライバシーポリシーも適用されます。本規約とプライバシーポリシーの間に矛盾がある場合、プライバシーポリシーが優先されるものとします。
11-7 本サービスは、Microsoft社のAzure OpenAI API、Google Vertex AIなどの企業向けAIサービスを利用しています。ユーザーデータが各AIサービスプロバイダーのプライバシーポリシーに基づいて処理される可能性があることをご了承ください。
12. データセキュリティ
12-1 当社は、ユーザーデータを保護するために業界標準のセキュリティ対策を実施しています。具体的には、以下の対策を講じています。
- データの暗号化(保存時および通信時)
- アクセス制御と認証システム
- 定期的なセキュリティ監査とパッチ適用
- ファイアウォールと侵入検知システムの導入
- 従業員に対するセキュリティトレーニングの実施
12-2 当社は、セキュリティインシデントが発生した場合、当社の判断にもとづき、速やかに調査を行い、必要に応じてユーザーに通知します。また、重大なセキュリティ侵害が発生した場合は、当社の判断にもとづき、適用される法令に従って適切な機関にも報告します。
12-3 ユーザーは、セキュリティ上の問題を発見した場合、直ちに当社に報告する義務があります。
12-4 ユーザーは、当社が行うインシデントの対応に最大限協力するものとし、当社の要請に応じて、セキュリティインシデントの事実経過や原因、被害の範囲、漏えいまたはそのおそれを生じた情報の内容及びその件数、適用される保険加入の有無など、セキュリティインシデントの対応に関連する情報(資料)を提供するものとします。
12-5 ユーザーは、その原因の如何にかかわらず、当社が、事故原因の調査など、そのセキュリティインシデントの対応によって支出した費用を負担します。
13. データ保持と削除
13-1 当社は、ユーザーのアカウントが有効である限り、ユーザーデータを保持します。もっとも、長期間使用されていないデータは、アカウントが有効であるかにかかわらず、当社の判断で削除することがあります。
13-2 ユーザーがアカウントを削除した場合、当社は関連するユーザーデータを、法的義務がある場合を除き、合理的な期間内に削除します。ただし、匿名化されたデータやバックアップに含まれるデータは、技術的な理由により完全に削除できない場合があります。
13-3 一部のデータについては、法令遵守、紛争解決、契約の履行のために、アカウント削除後も一定期間保持される場合があります。
14. 免責事項
14-1 当社は、本サービスの完全性、正確性、有用性、特定目的への適合性について、いかなる保証も行いません。本サービスは「現状有姿」で提供されるものであり、ユーザーは自己の責任で利用するものとします。
14-2 AIが生成するコンテンツについて、その内容の正確性、妥当性、適法性等については保証いたしません。AIモデルは確率的な生成を行うため、不正確、不適切、または誤解を招く情報を生成する可能性があります。ユーザーは、AIが生成したコンテンツを評価し、自己の責任で利用するものとします。
14-3 当社は、その原因の如何にかかわらず、以下の事項について一切の責任を負いません:
- ユーザーが本サービスを通じて取得した情報の正確性または完全性
- ユーザーが本サービスを利用した結果に基づいて行った決定または行動
- 本サービスの中断、遅延、停止、または機能不全
- 本サービスを通じて送信されるデータの喪失または破損
- 第三者によるユーザーデータその他本サービスを通じて取り扱われるデータの、不正アクセスその他の不正利用
- 本サービスを通じて配信されるコンテンツに含まれる誤り、中傷、又は違法な内容
- 本サービスを通じて入力されたデータによる第三者の知的財産権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権、ノウハウその他これらに類似する権利であって、登録の如何を問わない。)の侵害
14-4 当社は、本サービスの利用によりユーザーに生じた損害について、当社の故意または重大な過失による場合を除き、一切の責任を負いません。当社が責任を負う場合であっても、その賠償額は、当該ユーザーが過去12か月間に支払った利用料金を上限とします。
14-5 本サービスの提供に際して用いられるAIサービスプロバイダーの仕様変更その他第三者のコンピュータシステム(webサービス、クラウドシステムを含む。)の停止により生じた損害について、当社は責任を負いません。
14-6 ユーザーは、本サービスの利用に関連して第三者との間で紛争が生じた場合、自己の責任と費用でこれを解決するものとし、当社に一切の迷惑をかけないものとします。
15. サービスの変更・中断・終了
15-1 当社は、以下の場合に、事前の通知なく、本サービスの内容の変更、提供の中断または終了をすることがあります:
- 本サービスのシステムの保守、点検、修理、更新を行う場合
- 火災、停電、天災地変などの不可抗力により本サービスの提供が困難になった場合
- 通信回線、通信事業者の障害等により本サービスの提供が困難になった場合
- その他、当社が本サービスの提供が困難と判断した場合
15-2 当社は、本サービスの変更、中断または終了によりユーザーに生じた損害について、一切の責任を負いません。
15-3 当社が本サービスを終了する場合、可能な限り30日前までに通知を行うよう努めます。
16. 本規約の変更
16-1 当社は、必要に応じて本規約を変更することがあります。
16-2 本規約の変更は、変更後の規約を本サービス上に掲載した時点で効力を生じるものとします。
16-3 ユーザーが、本規約の変更後も本サービスの利用を継続する場合、変更後の規約に同意したものとみなされます。変更後の規約に同意しない場合は、本サービスの利用を中止してください。
17. 譲渡禁止
ユーザーは、当社の書面による事前の承諾なく、本規約に基づく権利または義務を、第三者に譲渡、移転、担保設定その他の処分をすることはできません。
18. 契約期間
組織が本サービスの申込書に記載した開始月から本契約は効力を生じます。契約期間は、毎月1日から末日までの1カ月を単位とします。当社は組織から、前月末までに人数の変更、解約の申し出のない場合は、同一の条件をもって自動的に1か月継続し、以後も同様とします。
19. 解約
19-1 ユーザーは、本サービスの利用を解約する場合、毎月末日までに当社所定の方法により解約の申し出を行うものとします。
19-2 解約の申し出があった場合、翌月末日をもって本契約は終了するものとします。なお、解約の申し出後も、契約終了日までは本サービスの利用料金が発生するものとします。
20. 契約終了時の措置
20-1 本サービスの契約が終了した場合、当該組織のサブドメイン環境は無効となり、アクセスできなくなります。
20-2 契約終了後、当社は組織のデータを一定期間保持した後、削除します。
20-3 当社は、契約終了後も匿名化されたデータを、サービス改善や統計情報として使用することがあります。
20-4 契約終了後、同一サブドメイン名を使用して再契約することを希望する場合、当社は可能な限り対応しますが、他の組織に割り当てられている場合はこの限りではありません。
20-5 契約終了後であっても、本利用規約6-4,6-5,10,11,12-4,12-5,13-1,13-1,13-3,14,15-2,15-3,17,20,21,22,23の規定は、なお有効に存続するものとします。
21. 完全合意
この利用規約は、Kaica AIの利用に関して当社とユーザーの間で交わされる最終的かつ完全な合意を示すものであり、過去のすべての取り決めや合意に優先されます。
22. 準拠法
本利用規約は、日本法に準拠し、日本法に従って解釈されます。
23. 裁判管轄
本利用規約および本サービスに関し、訴訟の必要が生じた場合には、大阪地方裁判所、大阪簡易裁判所または東大阪簡易裁判所を第一審の専属的合意管轄とします。
24. お問い合わせ
本規約に関するお問い合わせは、下記の連絡先までお願いいたします。
問い合わせ先:06-4390-1313(株式会社ケイアートファクトリー)